反地球(はんちきゅう)とは、太陽を挟んだ地球の反対側にあると空想された架空の惑星。対地球(たいちきゅう)ともいう。
太陽を挟んで地球のちょうど反対側となる位置に地球そっくりの惑星があり、その惑星の公転周期や軌道は位置が違うほかは地球とまったく同じなので、常に太陽の向こう側に位置して決して地球からは見る事ができない、という考えは「反地球」などと呼ばれ、昔から人気のあるものだった。
しかし、惑星の公転軌道は完全な円ではないため、公転軌道上の位置により公転速度が変化し、そのような惑星は太陽の陰に常に隠れていることはできず、必ず見えてしまう。また、他の惑星による摂動の影響もあるため、必ず軌道は崩れてしまって永遠に地球の正反対側にいることはできない。天文学や天体力学の発達によりこのような惑星の信憑性は失われ、太陽系の未知の惑星候補からは消えていった。
存在が主張された反地球 [編集]
漫画家・飛鳥昭雄は、1990年代から自著の中でNASAから流出したという「天体写真」を取り上げ、この写真を根拠に第12番惑星ヤハウェ(あるいはクラリオン)の実在を主張した(当時は冥王星が太陽系第9番惑星として認識されているが、第10番・11番惑星については言及していない)。
彼はこの惑星が木星の大赤斑から飛び出して地球に襲来し、潮汐力で月を破壊してそこから噴出する水によりノアの大洪水を引き起こして、4500年前(4500万年ではない)まで生きていた恐竜を滅亡させたというイマニュエル・ヴェリコフスキーばりの壮大な、現代の常識からすれば到底信じられない、俗に言う『トンデモ説』を展開している(と学会にとって恰好な的といえる)。
しかし後に、この写真はカール・セーガンのTV番組を編成した資料集『コスモス 宇宙』(旺文社)に掲載された、土星の衛星タイタンの模型の写真を加工して画像処理していたに過ぎないということが明らかにされた
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